紫外線は肌の老化を加速させる
アンチエイジングの中で、お肌の紫外線対策は、最も重要です。
なぜなら、「肌の老化の80%が、UVA(紫外線A波)とUVB(紫外線B波)が原因」と言われているからです。
肌を保護しているのは、角質と皮脂膜ですが、紫外線は、皮脂を酸化させ、保護する働きを弱めてしまいます。
肌にハリと弾力をもたらす『コラーゲン』は、紫外線にさらされると、分解されて減ってしまい、シワやたるみの老化現象を引き起こします。
紫外線からお肌を守ることが、肌の老化防止に大切かわかりますね。
上手に『日焼け止め』を使いこなして、紫外線からお肌を守りましょう。
正しい日焼け止めの選び方
成分と日焼け防止効果をきちんと見る
日焼け止めの成分には、
◎紫外線吸収剤
◎紫外線散乱剤
があり、製品により、どちらかのみ配合している場合と、両方配合している場合があります。
紫外線吸収剤は、化学的な仕組みでエネルギーを吸収し、熱などのエネルギーに変換させ、紫外線が皮膚の細胞に浸透するのを防ぐものです。
紫外線錯乱剤は、物理的な仕組みで紫外線を錯乱、反射させるもので、肌を均一に覆って紫外線の影響を防ぎます。
肌への負担が少なく、敏感肌や子供のデリケートな肌向き。
塗った時に白くみえます。
日焼け止めの防止効果を示すものは、
◎『PA』
長時間かけて肌の弾力を失わせるUVA(紫外線A波)を防ぐ効果の目安。「+」の表示で4段階で表し、増えるほど防ぐ効果が高いことを示します。
◎『SPF』
短時間で肌に炎症を起こさせる『UVB』(紫外線B波)を防ぐ効果指数。
何も塗らない場合に比べて、UVB波による炎症を、どのくらい長い時間防止できるかを表し、数値が高いほど防止効果があります。
SPF50より高い値は、SPF50+で表示されます。
生活シーンに合わせた選び方
☀ 散歩、買い物など日常生活
➡PA+程度、SPF10前後
☀ 屋外での軽いスポーツやレジャーなど
➡PA++~+++、SPF10~30
☀ 炎天下でのレジャー(マリンスポーツなど)
➡PA++~++++、SPF30~50+
(参照:日本化粧品工業連合会資料)
正しい日焼け止めの塗り方
顔の塗り方
日焼け止めを塗る前に、必ず「保湿ケア」をしましょう。
1.日焼け止めを、顔の5か所(額、両ほほ、鼻、あご)に置く。
2.顔全体にムラなくなじませる。
3.同じ量を重ねづけする。
髪の生え際、眉の間、耳、小鼻のわき、フェイスラインは、塗り残しがち。首にもつけましょう。
身体の塗り方
1.容器から肌に直接、線を引くようにつける。
2.手のひらで、大きく円を描くようにムラなくなじませます。
少し多いと感じる量が適量です。
日焼け止めの塗りなおし方法
日焼け止めの効果を保つためには、2~3時間おきに、つけ直しましょう。
汗をかいたり、肌が濡れている場合は、タオルなどでしっかり水分を取ってからつけ直します。
💛 メイクをしている時、日焼け止めをつけ直す方法
1.ティッシュやあぶら取り紙で、皮脂を押さえます。
2.手のひらに、日焼け止めを通常使用の半分の量をとり、手のひらで顔を押さえるようにして、顔全体につけます。
2度づけすると、効果が高まります。
3.肌の表面がべたつきがないのを確認して、ファンデーションを、軽く、薄く押さえるようにつけます。
その他の日焼け止めの知識
日焼け止めを効果的につかうには、十分な量を、まんべんなく塗りましょう。
陽射しがなくても、紫外線は降り注いでいます。
毎日、必ず日焼け止めを塗りましょう。
日焼け止めが効果を発揮するのは、つけてから15分たってからだそうです。
出かける15分前には、塗るようにしましょう。
自分に合った日焼け止めを、きちんと選んで、
しっかりお肌を守りましょう♪
(参照:SK-2、花王、資生堂、KOSE のホームページ)
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