今日は、風がつよい。
窓を開けているので、家のドアがガタガタなってうるさいぐらい。
風がつよい日は、たいてい空がきれいだ、
と思って、外に出る。
遠くに積雲が見えるものの、空は青というか深い水色だ。
風はなぜ起こるか。
空気の重いところから、空気が軽いところへ、押されて風が起こる。
季節風とか、いろいろ思い出してきた。
気象現象は、地球規模で起きている。
この風は太平洋の空気が流れこんできたもの。
当たり前のことを、普段、忘れていた。
風の音楽というと、ドビュッシーの前奏曲集1
『野を渡る風』
風が野原の上を飛び回っているよう。時には、強く、最後は穏やかに。
「風の便り」という言葉があるけれど、情報網が発達しても、風のようにやってくる。
学生時代に仲のよかった後輩とは、ずっと会ってなく、連絡先もわからない。
どうしているかな、と思っていたら、
「今、シンガポールに住んでいる」と、20年ぶりに会った友人から聞いた。
だけど、風のたよりなので、具体的な住所はわからない。
今、地球環境が、経済活動が止まったことで、よくなっているらしい。
大気中の二酸化炭素、メタンなどが減っている。
さらに人間の行動が極端に限定されたことで、自然の生き物が戻って来る、という現象が起こっているという。
風が吹くという自然現象は、気象という地球規模で起こる。
自分の国のことしか考えないエゴは、そろそろやめなさい、と、風が教えてくれているような気がした。
普段は、晴れとか雨とか、気温とか気にしている。
こういう時こそ、気象から学ぶことが大きいのではないか。
今は、自分を見つめ、ありかたを見直すとき。
その「個」の考え方が、世界が変わる力になるかもしれない。
コメント