6月の第3日曜日は、「父の日」。
5月に母の日があり、なんとなく後から作ったんだろうな、と思っていたら、
やはりそうでした。
1909年にアメリカワシントン州スポケーンの女性、ソノラ・スマート・ドットが、
男手ひとつで6人の子供を育ててくれた、亡き父親をたたえて、
父の誕生日である6月に教会で礼拝をしたことが、きっかけだったそうです。
その後、1916年、アメリカ第28代大統領ウッドロー・ウィルソンがスポーケンを訪れて、
父の日の演説を行い、父の日が認知されるようになりました。
1966年、第36代大統領リンドン・ジョンソンが、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日が「父の日」になりました。
1972年には、正式に国の記念日に制定されます。
日本では、アメリカにならって、6月の第3日曜日が「父の日」ですが、広まったのは、1980年代になってからです。
「父の日」が、世界中同じ日ではない、のを知ってますか。
ロシアは、2月23日。
イタリア、スペインなどカトリックの国では、
3月19日の聖ヨセフの日が「父の日」。
ドイツでは、国の休日である昇天日の4月30日(遅い日は6月2日)が「父の日」です。
ちなみに「母の日」ですが、アメリカで、5月の第2日曜日が正式に記念日になったのは、1914年。
父の日よりだいぶ前ですね。
日本では、なんとなくおまけのような位置にある「父の日」ですが、
父が働いて家族を守ってくれたから、今があるのですね。
わたしの父は、20年以上前に亡くなってますが、父の大変さを理解できたのは、ある程度歳をとってからです。
子供のときは、「父の日」に、何かおこづかいで買えるものをあげてましたが、社会人になってからは、贈った記憶がありません。
父のほうも、何かもらうより、子供たちが元気で、しっかり生きていることが、何より喜びだったと思います。
もう父はいませんが、生きていたらいろいろな話をしたかったですね。
考え方とか、人生観とか、歳をとってきたからこそ、話したいことがあります。
父が生きているときは、わたしも忙しくて、ゆっくり話すことがありませんでした。
わたしが香港にいる時に、急に亡くなったので、
後悔までいかないまでも、落とし物をしてきたような、寂しい気持ちです。
何でもそうですが、気持ちに余裕があるときに、出来ることはやっておくのがいい、と思います。
誕生日でも、父の日でも、気がついたときがチャンスです。
どんな形でもいいので、自分の気持ちを伝えておいてください。
参照:ウィキペディア
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