たくさん咲いてても、派手にならず、梅雨の鬱陶しさを忘れさせてくれる花、紫陽花(アジサイ)。
今、あちらこちらで目にします。
青やピンク色のアジサイを見ると、梅雨の季節はもう目前です。
50種類以上の品種があって、今、目にしてるのは、「ガクアジサイ」が品種改良された「ハイドランシア」というもの。
アジサイは、土のPH値によって、花の色が変わるのを知っていましたか。
土が酸性であれば、「青い花」を、アルカリ性であれば、「赤い花」を咲かせます。
アジサイの花の、花びらに見えているところは、花弁を支える「がく片」と呼ばれるところで、花びらではありません。
本当の花は、「がく片」の奥にある「小さく色づいた部分」なんです。
アジサイは、大きいものが多いのは、成長がとても早いから。
たくさんの花をつけたアジサイをみると、優しい気持ちになります。
アジサイの名所は、お寺が多いですが、アジサイとお寺は、しっくりしますよね。
アジサイの花言葉を知っていますか。
花言葉は、「移り気」「浮気」「無常」
なんだか、ただ事ではありませんね。
アジサイの花の色が、時期によって変化することからつけられた、と言われています。
色によっても花言葉があって、
青 辛抱強い愛情
ピンク 元気な女性
白 寛容
です。
アジサイがちょうど梅雨の季節に咲くので、
雨がふりそそぐ中、精いっぱい咲いているようで、イメージ通りかもしれません。
花屋さんでもアジサイの鉢植えをよく見ます。
アジサイは丈夫で栽培しやすい花なので、鉢植えを買ってみませんか。
鉢植えの選び方として、
❁ 葉にツヤがあり、元気なもの
❁ 七分咲きでつぼみがあるもの
を選びましょう。
アジサイの鉢は、
❁ 適度に日の当たる、日陰
❁ 西日の当たらない場所
に置くと丈夫に育ちます。
土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。乾燥に気をつけましょう。
花が終わって、翌年も花を楽しみたいときは、
花から2~4枚下の茎を切り落とします。(剪定しなくても毎年花は咲きますが、剪定しないと大きくなってしまいます。)
茎を3分1くらいにしてしまうと、花が咲かないので注意しましょう。
花が咲いたあと、剪定してから、ひと回り以上大きい鉢に植え替えます。
プラスチックの鉢植えは、通気性がわるいので、避けましょう。
鉢底に小石を敷き、赤玉土小粒7 腐葉土3の割合で植え付けます。
植え付けたあとは、たっぷり水をあげましょう。
梅雨の最中でも、目を楽しませてくれるアジサイの花。
子供のころから馴染みのある風景です。
ちょっと物悲しい気持ちになるのは、
雨のせい? 花言葉のせい?
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