『人を動かす』は、人間関係で大事なことをが書かれている
『人を動かす』
この本を読んだことがあるかもしれません。
デール・カーネギーという人が、1936年に出版した、
現在も世界中で読まれている自己啓発本のロングセラーです。
内容は、他人が自分のために気持ちよく動いてくれるには、どうしたらよいか、というもの。
わたしが、30歳くらいの時に読んで、内容をやってみたところ、
仕事関係や周りの人間関係がよくなったのを覚えています。
本を大事にしまっていて、すっかり忘れていたのが、この間、ひょっこり出てきました。
ぱらぱらと見たら、この歳になって、深く理解できました。
本の最後に、「付録 幸福な家庭をつくる七原則」というページがあって、
それまで述べてきた「人を動かす、人に好かれる、人を説得する、人を変える」ための原則を土台にした、
「家庭においての人間関係」について、書かれています。
書かれた時代のせいか、男性側からみた家庭円満の心構えですが、
今でも不変の真実です。
家庭でも人間関係がありますが、出来ることなら人間関係の悩みはなくしたいですよね。
内容は家庭の中だけでなく、普段の人間関係に使えるものばかり。
これならわたしもいくつかは、出来そうです。
これから紹介する人間関係がよくなる方法を、
あなたもやってみませんか。
幸福な家庭をつくる原則
7つの原則のうち、5つを紹介します。
📚 長所を認める
どんな人にもよい所があります。
長く一緒に暮らしていると、よい所が見えなくなってしまいますが、「本人に、口に出して言う」ことが、人間関係をよくするために必要だそうです。
📚 あら探しをしない
文句を言わない。
家庭円満のコツは、絶対非難がましいことを言わないことだそうです。
📚 ほめる
デール・カーネギーは、自分を美しく見せようとする女性の努力を賞讃すべきだと、言っています。
具体的には、服をほめる。
つまり相手が喜ぶと思うことを、ほめる、ということですね。
📚 礼儀を守る
口やかましいことや、家のなかでの不作法は、家庭の平穏を壊してしまうそうです。
礼儀は、生活の潤滑油だと言っています。
📚 ささやかな心づくしを怠らない
忘れてはいけないものに、誕生日と結婚記念日があるそうです。
それだけでなく、普段から相手に、こちらの心遣いを知らせる努力をすること。
ささやかな愛情の出し惜しみをしないようにする、ことが円満な関係に必要なのです。
人生を楽にするために
いかがでしたか。
いまさら出来ない、と思ってしまうかも。
わたしは、体力の衰えとともに、忍耐力がなくなってきて、
煩わしい人間関係から離れたい、と思うことがしょっちゅうです。
でも、改めてこの本を読んで、全部は大変でも一部でも実践できたら、
かなり好感度が上がるのは間違いない、と思います。
幸せな人生のパスポートを手にいれたともいえますね。
仕事の話が多く、ビジネスマン向けではありますが、
いろんな例がたくさん書かれていて、興味深い内容。
人間関係が確実によくなる名著です♪
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