ストレッチ体操、してますか?
NHKの子供向け番組、「ストレッチマン」を知っているなら、こんなセリフを覚えているはず。
「どうだ、ここにストレッチパワーがたまってきただろう?」
そうなんです!
不思議なことに、ストレッチを少しするだけで、疲れやコリがとれて、パワーが出てきます。
あのラジオ体操第一も、体を伸ばすストレッチの動きがあるので、終わったあとスッキリします。
スポーツや筋トレとちがって、ハードでないので、どこでも、誰でも、自分のペースで出来るのも魅力です。
わたしは、毎日、寝る前にストレッチを10分くらいしてますが、翌日起きたとき、疲れが残らないので、やめられません。
コロナでテレワークや、リモート授業になった人が、同じ姿勢で長時間過ごすことになり、
運動不足、肩こりなど、体が凝り固まってしまうことが多いと思います。
そんな時に、休憩時間のストレッチが最適。
休憩時間に体を伸ばすことで、「ストレッチマン」の言うストレッチパワーが出てきます。
朝や寝る前のストレッチも効果的。
これからストレッチの効果と、簡単なストレッチを紹介しましょう。
ストレッチはなぜよいのか?
休養には2種類あり、一つは、動かないことで回復をはかる「パッシブ レスト」。
睡眠などがこれに当たります。
もう一つは、体を動かすことで回復を促す「アクティブ レスト」。
たとえば、肩がこった時、腕をまわす、などがそうです。
スポーツを行ったあとに、軽く体を伸ばしたりしてクールダウンをしますが、
これは、血流をよくして疲労物質を流し、体を動かすことで筋肉のコリをほぐしているのです。
ストレッチは、これと同じ「アクティブ レスト」に当たります。
筋肉は、構造上、縮むことしか出来ません。そのため、何もしないでいるとコリ固まっていきます。
筋肉が固くなると、全身にある毛細血管が圧迫され、血液の循環が悪くなってしまいます。
そうなると、筋肉は、酸素不足、栄養不足になり、疲労物質を除去できなくなって、体の不調につながります。
筋肉を伸ばすため、ストレッチが大切か、よくわかりますね。
ストレッチの効能
筋肉を伸ばすのがストレッチですが、ストレッチをするとどんな効能があるのでしょうか。
👨 肩、股関節の可動域をあげて、姿勢がよくなる、肩こり、腰痛が解消する。
👨 疲れが取れやすくなり、リラックス出来る。
👨 体の柔軟性、代謝が上がる。
こんな効能があるストレッチ、早速やってみましょう!
ストレッチ方法
いつでも簡単にできるストレッチを紹介します。
1.背伸び
両足で立って、両手を頭上で組んで手のひらを天井に向けて、ぐーっと背伸びをします。体、わきの下、うでが伸びる感覚があれば、OKです。
3回位するとすっきりします。
2.股関節のストレッチ
両足の裏をあわせてあぐらをかき、そのまま上体を前に倒します。
股関節から内ももが伸びる感覚があれば、大丈夫。
3.お尻のストレッチ
仰向けに寝て、片方のひざを、両うででかかえます。そのままひざを胸に引きつけます。もう片方の足は、伸ばしたままにします。
5秒間くらいやったら、足を戻し、反対の足も同じように、ひざをかかえて、ひきつけます。これを2セットします。
4.太もも(前側)のストレッチ
立ったまま、片方の足の甲を、同じ側の手で持って、お尻の方に引きつけます。
太ももの前が伸びる感覚があります。反対側も同じように行います。
このストレッチは、以前、パソコンで長く座りすぎて、足の調子がわるくなったとき、接骨院の先生からも、勧められました。
長い時間座る人は、やってみてください。
5.肩まわし
手を両肩に当てて、前に6回、後ろは、多めに8回~10回、大きく回します。
6.腕のストレッチ
昔よくやったと思いますが、片方の手をまっすぐ伸ばし、反対の手で自分の体の方に引き寄せます。二の腕の外側が伸びます。反対側も同じように伸ばします。
その他にも、体操の「前屈、後屈」、頭を上下に動かしたり、ぐるりと回すのもおすすめです。
気をつけることは、いきなり無理に伸ばさないこと。痛いところまでやらないで、少しづつ、気持ちいいと感じる程度でやってくださいね。
呼吸は止めないようにしましょう。
ストレッチは、体が固いから柔らかくするのではなく、筋肉を伸ばしてあげて、血行をよくし、疲労を回復させるもの。
その日によって体の状態は違うので、伸ばす時間も体に合わせてOKです。
わたしの場合は、自分に合ったメニューを、やっています。
ストレッチで体を動かして柔軟性を高めると、副交感神経が優位になって、リラックス効果があります。
生活の様々なシーンで、気軽に出来るストレッチ。
休憩時間や寝る前に、ぜひ、やってみませんか♪
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