マスクをめぐる考察 国が変われば対処も変わる

リビングルーム

新型コロナウイルスが世界中に広がるパンデミックになって、

マスクは、日常生活のなかで、なくてはならないものになった。

日本では、皆がマスクを買い求め、店からマスクがなくなる事態に。

必要なのに、手に入らないので、全国で手作りのマスクがどんどん作られた。

一時は、マスクに使うゴムを手芸店に買いに行ったら、まさかの売り切れ、という事態になってたそうだ。

今までマスクをしない人も、するようになり、病院はもちろん、商店、飲食店では、マスク着用でないと入れないところもある。

真夏は、マスクをしていると、きつい。

密集してなければ、熱中症予防のために、外してもいい、というのに、暑い中している人がほとんどだ。

わたしは、マスクを吟味して少しでも涼しいものをしていても、

蒸れて不快なので取ってしまいたい、と思っているが、みんなしているので、躊躇してしまう。

テレビに映る政治家は、マスクをし、最近は会見の時は外して話すようになった。

そこで思うのが、マスクは口元が隠れてしまうので、顔の個性、人によって迫力がなくなる。

「目は口ほどに物を言う」といって、「眼つき」は、人の気持ちが伝わりやすいのは確かだ。

普通のコミュニケーションはマスクしていても問題ない、と思う。

しかし、顔という個性がわからないため、その人が持っている迫力、弱さ、いやらしさ、などが伝わらない。

政治家は、特に顔が勝負のところがある。

どんな人なのかわからなくても、その顔つき、表情、目つき、口元、顔色などから伝わってくるものがあるからだ。



日本人は、素直にマスクをするが、海外のニュースを見ると、マスクを嫌がる人が目につく。

欧米では、マスクをしているだけで、距離をあけられたり、乗車拒否されたりするそうだ。

なぜなら、マスクは、「重大な感染症にかかっている人がつけるもの」という意識があるからだそう。

さすがにパンデミックになって、映像で見る限り、マスクをつけているようだ。

印象的なのは、アメリカ。

トランプ大統領は、アメリカで感染が拡大されても、しばらくマスクをしなかった。

するようになっても、不機嫌そうな顔をしている。

アメリカ在住の日本人の観察によると、アメリカ人がマスクを嫌う理由は、
マスクをするのは重病人、という意識のほかに、

顔を隠すのは、犯罪者、とか、顔はアイデンティティ、という認識があるようだ。

さらに、男性はマスクをすると、恥ずかしい、ダサい、弱さを示す、という印象をもっているそうで、

トランプ大統領が断固としてマスクをつけなかったのは、弱々しく見られるのを嫌がっているため、とも言われている。

大分、日本人のマスクに対する感覚と違う。

日本人が抵抗なくマスクをつける理由は、過去の歴史をみればわかる。

日本で最初にマスクが作られたのが、明治時代で、炭鉱や工場などでの防塵が目的だった。

広く認知されるようになったのは、大正時代のスペイン風邪(1918年~)で、当時の写真を見ると、人々が、黒や白のマスクをつけて感染予防をしていた様子がわかる。

昭和9年(1934年)にインフルエンザが猛威をふるい、マスクが大流行。

その後、インフルエンザが流行するたびに、マスクの出荷量が増えていった上、1980年代からは花粉症の流行でマスクをする人が増えた。

日本人にとって、マスクは、馴染み深いものになっていったのがわかる。



花粉症のわたしは、マスクは友達のようなものだが、真夏はつらい。

不織布、布など、いろいろ買って試しているが、あえて選べば、スポーツ用マスクかな。

呼吸が楽。

同じ体操教室に出ている人が、藤井聡太二冠が、王位戦で使用していた、1800円する絹で出来たマスクを買った。

マスク商戦も、賑やかのようだ♪








参照:YUKICHI・何がそんなに嫌なのか?アメリカ人がマスクを拒否する理由









この記事を書いたひと
エイコやん

二人の子育てを終えた元気ママ。今、興味あることは、世界のトレンドとブッダとアンチエイジング。
11年勤めた会社員時代は、女性の社会進出が始まったばかりで、めちゃくちゃ頑張りました。その後7年余り香港に滞在し、帰国。ブログを通して同世代の女性に、イキイキと生きて幸せになれるヒントや情報を発信しています♪

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