最近のニュースでは、日本人は、ニオイに過剰に反応しているそうで、無臭が好まれているようです。ニュースでは、普通気にしなくてもいいようなニオイまで気にして体臭をなくす風潮があるということを知りました。
そういえば、化粧品でも無香料のものを多くみるし、確かにニオイのないのが、好まれている社会なのかも。
でも、いいニオイだってたくさんあるでしょ、とわたしの頭に浮かんだ、
自然が生み出した香り ”アロマセラピー” のはなしをします。
アロマセラピーとの出会い
わたしが、アロマセラピーと出会ったのは、20年以上前のことです。
知人が、アロマセラピーについて話をしてくれる集まりがある、と誘ってくれて、
そのときは、現在のように知られていなかったので、あまり期待しないで行きました。
話をしてくれた講師は、イギリスでアロマセラピーについて勉強し実践している人でした。わたしは予想と反し、話に引き込まれ、すっかりファンになってしまいました。
女性にありがたい効果
アロマセラピーに使うエッセンシャルオイル(精油)は、花や植物から香りの成分を取り出したものです。そんなもので、身体の不調を治してしまう、生活のさまざまな場面で快適に過ごせるようになるとは、信じられないことでした。
しかし、その場で、効能の説明とともに、精油の香りををいろいろ嗅いでいるうちに、自然の力に惹かれていったのです。
すごいと思ったのは、一つだけ単体で使うだけではなく、いくつか組み合わせて用いることでした。
そのころわたしは、子育て中で精神的に不安定でした。気分が落ち込んで、なにもやる気がなくなったり、疲れやすかったりで、自分でも何とかしたいけれど、病気になっているわけではなく、という状態。
アロマセラピーの話の中で、わたしの症状を改善する精油のはなしを聞き、飛びつきました。講師のおすすめの本「女性のためのアロマテラピー」マギー・ティスランド著 を買って早速試してみました。
女性の様々な不調に、アロマセラピーが役立ちます。
まず、クラリセージ
気分が弱った時や、落ち込んだ時、身体の深いところに働きかけて、気分が軽くなり改善されていきます。著者ティスランドさんも女性にとっていい精油として勧めています。
ラベンダー
精神を安定させ、リラックスする精油として、有名ですね。これだけ使ってもいいですが、他の精油と合わせて使えば、香り、効能も広がります。
ベルガモット
ミカン科の植物で、オレンジと同様、リラックスさせ、気持ちを明るくさせる作用があります。
この三つはすばらしいです。
他にもたくさんあるのですが、今日はここまでにします。
アロマセラピーのメカニズム
どうして香りをかいだだけで、効くのでしょうか。
五感のなかで、唯一脳に直接伝わるのが、嗅覚です。
香りをキャッチすると、感情や本能をつかさどる『大脳辺緑系』や、
自律神経をつかさどる『視床下部』に情報が伝わり、体温、睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えるのです。
精油の成分が、皮膚から身体に働きかけることもわかっています。
アロマセラピーの楽しみ方
アロマポットを使って、気化させて香りを楽しんだり、お風呂に数滴入れてリラックスしたり、緊張した時や、眠れない時に、ティッシュやハンカチに1,2滴たらして、そばに置いたり、いろいろな使い方があります。
今回は、詳しくは書けませんでしたが、アロマセラピーの精油の選び方や、分量、組み合わせ方など、正しい使い方があるので、必ず本など見てくださいね。
あれからずっと、時々お休みしながらも、思い出してはアロマセラピーをしています。
自分の必要な目的でいろいろ使えるので、本当におすすめです。
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