午後三時を過ぎると、お茶を飲みたくなりませんか。
甘いスウィーツや軽く手軽なものを、一緒に食べたくなります。
今日は、お友達を招いて楽しめる『アフタヌーンティー』についてお話します。
アフタヌーンティーとは
『Afternoon tea』 と書き、イギリス発祥のお茶を飲む習慣のことです。
紅茶とともに、軽食やお菓子を食べます。
量は、日本のおやつに比べてかなり多く、
夜の21時頃までお腹をもたせるためと言われています。
有名な２段～３段作りのケーキスタンドに
スコーン、ケーキ、サンドイッチなどを並べて、
紅茶、主にミルクティーとともに頂きます。
アフタヌーンティーの始まりは
始めたのは、1840年頃、イギリスのベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアと言われています。
当時、家庭用ランプの普及によって、生活のスタイルが変化しました。
夕食時間も、夕方の早い時間から、夜の9時頃へ変わっていきました。
観劇やオペラを鑑賞すると、夕食は遅くなります。
アンナは、昼食から遅い夕食の間の空腹を満たすため、お茶と共にお菓子やパンを食べるようになりました。
初めは一人で楽しんでいましたが、次第にお客を招待するようになり、
アンナ・マリアの午後のお茶会 は定番のものとなりました。
午後のお茶（アフタヌーンティー）は、貴族の間に浸透し、優雅なお茶の時間が社交の一つになっていったのです。
アフタヌーンティーで何を食べるの？
お皿の上には、どんなものが乗っているのでしょうか。
やはり、イギリスの伝統的なお菓子がメインになっています。
💛スコーン
イギリスの最北端にある、スコットランド発祥のお菓子。
ジャムやクローデッドクリーム（バターよりあっさり、でも生クリームより乳脂肪分が高い）をつけて食べます。
💛ショートブレッド
やはりスコットランド発祥の伝統菓子。普通のクッキーとは違い、卵や牛乳など液体を加えずに作ります。
口の中でサクッととける食感は、紅茶にピッタリ。
💛クランペット
イギリス発祥のパンケーキ。通常のパンケーキより厚みがあり、もっちりした食感です。
💛一口サイズのサンドイッチ
お茶の時間なのに、とびっくりしますね。でも、『アフタヌーンティーの始まりは』に書いてあるように、遅い夕食までお腹をもたせる、とあれば納得です。
キュウリのサンドイッチが有名ですが、スモークサーモン、チキン、トマトなどのサンドイッチがあります。
他にも、チョコレートやケーキが並び、ほんとに盛り沢山。
これを紅茶と一緒にいただきます。
うちでも出来るアフタヌーンティー
本格的なアフタヌーンティーは、ホテルなどで頂けますが、そこまで豪華にしなくても、うちでもお友達や家族と楽しめます。
アフタヌーンティーのトレードマークである、２段、３段重ねのケーキスタンドは、日本で手に入ります。
そこに、クッキーやケーキをのせるだけで、楽しくなります。
アフタヌーンティーは、段のない普通のお皿も使います。
お友達を招いて、アフタヌーンティーをしてみませんか。
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