いままでどのくらいヘアサロンに行ったことがあるだろうか。
回数ではなく、お店の数。
わたしは、二十歳のころから覚えているだけで、16もある。
1回しか行かなかったところから、8年通ったところまで、いろいろだ。
飽きっぽいわけではない。
基本的に気に入ったらずっと通うタイプ。
ヘアサロンは、人との出会いと同じだと思う。
技術がよく、担当する美容師との相性がいいと、お付き合いが長くなる。
でも時々、こちらの都合どおりにいかないで、別れてしまうこともある。
担当者が辞めてしまったり、美容院がなくなったり、遠くへ引っ越してしまったりで、仕方なく他のところに行くことに。
新しくヘアサロンを見つけて、
良さそうだ、と喜んでいたのに、
パーマをかけたら、髪が鬼婆のように、爆発したような髪になってしまったことがある。
他の店に駆け込んで、カットも含めて修復に8か月もかかったりした。
なかなかうまくいかない。
ヘアサロンでは美容師との会話も楽しみのひとつ。
お天気の話やら、家族の話などたわいないことを、気楽に話す。
その中で結構、役にたつ情報を得たり、悩んでいたことが、
一言で気持ちが軽くなったり、
短い時間でコミュニケーションしてる。
美容師との世間話で思い出すエピソードがある。
以前、香港に行って1週間たった頃、髪をカットしたいのに、知っているところはない。
考えた末、ホテルの美容室なら、技術が大丈夫だろうと思って、行ってみた。
だが、問題は、技術ではなく、英語での世間話だった。
担当した香港人の男性美容師は、カットしながら話しかけてきた。
言っていることの意味はわかるので、返事をすると、
英語で香港の生活、観光名所、香港のスター、買い物などについて、
次から次へと、話かけてくる。
世間話だから内容は気楽なものなのに、わたしは必死に受け答えをしていた。
今でも、人あたりの柔らかい彼の流暢な英語と場面が、映画のように思い出される。
今日、行きつけの青山の美容院でカットとヘアカラーをしてもらった。
ここのオーナーは、有名美容院で店長になった後、15年前に独立してヘアサロンを開店した人。技術の講習会の講師もしている。
髪をやってもらいながら、聞いてみた。
髪については、いつも担当している美容師に聞くのが良い。その人の髪を一番よく知っているから。
新しくヘアサロンを探すなら、お店というより、美容師個人が、固定客をたくさん持っているかどうか、が一つの目安、だそうです。
当たり前なことだけど、事実ですね。
髪を通して人との出会い
それがヘアサロンです♪
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