ミモザ祭り
フランス、カンヌ映画祭が行われるコートダジュールの町、マンドリュー、・ラナープル。
毎年2月の約1週間、『ミモザ祭り』で町中が黄色く染まります。
ミモザの花を中心に春の花で飾られた山車によるフラワーパレードが行われ、訪れた人々は、咲き乱れるミモザの街道を散策したり、ミモザの香水を作ったりと、春の訪れを告げるミモザを満喫します。
イタリアでもミモザの日
イタリアでもミモザは春を象徴する花です。
黄色い花をつける季節、3月8日の『国際女性デー』を『ミモザの日』と呼んで、男性が、妻や恋人、身近な女性に日頃の感謝の気持ちを込めて、ミモザの花を贈ります。
この習慣は、第2次世界大戦直後の1946年からだそう。
フランスのミモザ祭りは、1931年から開催されています。
ミモザの花言葉
❀ミモザの花言葉は、
秘密の恋
友情(英語だとsennsitivity で 感受性、思いやり)
花言葉 秘密の恋の由来は、インディアンの若い男女が愛を告白する時、アカシア(ミモザ)の花を使ったこと、から来ています。
ミモザってどういう花?
ミモザは、原産地が、オーストラリア、タスマニアのマメ科アカシア属の植物です。日本の開花時期は2月から4月。
ミモザの魅力は、黄色でふわふわの花と香りです。
花は、見ているだけで幸せな気持ちにさせてくれます。
香りは、やさしく、甘く、決して強くなく、ふんわりと風にのってきたよう。
ミモザの花の香りは、咲き始めが一番強く、ヨーロッパの人々に、春の訪れを知らせるものとして、愛されてきました。
ミモザの香りは、イヴ・サンローランの「YSLパリ」、ジパンシーの「アマリージュ」など、有名メゾンの香水の原料に使われています。
アカシア(ミモザ)を国花としている国は、
チェニジア、モンテネグロ、オーストラリア があります。
ミモザの育て方
庭植えのミモザ
生育が早く、とても大きくなります。庭に植えるなら、必ず周囲に十分なスペースをとって植えるようにしましょう。ミモザは常緑植物なので、他の植物の日当たりに配慮が大切です。
鉢植えのミモザ
ミモザはとても大きくなるので、鉢を2~3年に一度は、大きな鉢に植え替えます。
ミモザの花が終わったら、早めに剪定しましょう。早めに剪定することにより、翌年もたくさんの花を楽しむことができます。この時に余計な枝を落として形を整えましょう。
ミモザの部屋での楽しみ方
花瓶に生ける場合は、水の吸い上げをよくする作業をします。
枝を斜めに切って、茎の中のワタを取ります。
さらに水につかる部分の枝の表皮をナイフで剝ぐと、表面からも水を吸収することが出来て、水の吸い上げがよくなります。
ドライフラワーで楽しむ
ミモザはドライフラワーになりやすい植物です。
風通しがよく、直射日光の当たらない場所に吊るして、乾かすと、簡単にきれいなドライフラワーが出来上ります。
ミモザサラダというサラダを知ってますか?
クレソン、キュウリ、レタス、ベーコンなどで作ったサラダの上に、刻んだ卵の黄身をミモザの花に見立てて、振りかけたサラダです。
春の訪れを祝うお祭りの時に食べるそうです。
もうすぐ春です。
街でミモザを見かけたら、春を思いっきり満喫しましょう♪
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