色が与える影響
コロナウイルスの感染拡大のニュースがずっとつづいていると、精神的に疲れてきますね。
不要不急の外出を控える生活では、どこかに行って気分転換、というのもなかなかできません。
心を安定して過ごしていくために、音楽を聴いたり、家のなかで出来る趣味を楽しんだり、
いろいろ試している方も多いと思います。
『色』のこころに働く効果を知っていますか。
自然の緑をたくさん見ると、こころが晴ればれすることってありますよね。
専門家の分析によると、『色』には、
✐ 心理的な影響(暗記力、認識力)
✐ 生理的な影響(交感神経に刺激を与える)
✐ 感情的な影響(明るい気分になったり、安心する等)
が、あるそうです。
目から入る色によって、気持ちが変わったりするのです。
これからお話する色の働きを知って、普段の生活に生かしていきましょうね。
色彩心理
赤
警戒感、注意力を喚起、感情的興奮や刺激をもたらす。交感神経に刺激を与える。
オレンジ
楽天的な印象を与える。消化、新陳代謝をよくし、食欲を増進させる。自律神経を刺激し身体を活動的にする。
黄色
明るさや希望を与える。頭の回転が速くなり、集中力がアップする。
緑
情緒を安定させ、安心感を増加させる。筋肉の緊張をほぐし、リラックスさせてくれる。
青
爽快感、冷静を与える。鎮静作用があり、精神的に落ち着かせる作用がある。
紫
高貴さ、優雅さを表し、鎮静効果がある。
黒
力強さ、高級感を与える。相手を威圧する。
白
清純さや純真さを表す。
色には、このような心理的な効果があります。
緑や青はこころを安心させる
こうしてみると、緑や青が、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるのがわかります。
海や山の景色を見て、心が晴ればれしたり、落ち着いたりするのも、色の心理効果なのですね。
色を変えることで、心理的な影響を調べたところ、こんな例があったそうです。
学校の教室の壁の色をオレンジから青系に変え、絨毯の色を、オレンジからグレーに変えたところ、
17%の子供たちの血圧が下がり、いつもより落ち着きが出て、よく話をきくようになったそうです。
色の人に与える影響は、あなどれません。
色の心理的効果をうまく使えば、なりたい状況に誘導できそうですね。
色で人は誘導される
自然の景色を見て癒されるのは、景色の色が心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があるからなのです。
散歩をすると気持ちがいいのは、開放感だけでなく、木々の緑と空の青さを見ているから。
色の効果を知って生活に活かせば、より快適に過ごせるようになります。
家のなかでも、よく目にふれる場所に観葉植物を置いたり、カーペットの色を変えてみたりするのもいいですね。
色の心理学を使って、上手に乗り切っていきましょうね♪
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