わたしは、自動車を運転する。
日常の買い物、レジャー、趣味、家族の送り迎え、などに使っている。
その他に、わたしは運転が好きで、高速道路や、カーブが続く道を走るのが、楽しい。
若いころは、クルマは、ステータスシンボルのようなもので、高級車やスポーツカーに憧れる人が多かった。
モーターショーには、新しいクルマを見に、大勢の人が押し寄せたものだ。
それが、現在、大きく変わった。
若い人が、自家用車を持つことにあまり関心がない。
荷物がある、とか、子供がいるから、とか、実用車としてクルマを使うが、
憧れ、とか、カッコイイとかで、クルマを買わない。
息子に聞いても、クルマに関心がないし、だいたい、街を走っていて、たまにスポーツカーを見るが、
高級外車以外では、運転している人を見ると、ほとんどシニア世代だ。
若い人たちは、今あちこちで見かける、カーシェアリングを使うのが増えているそうだ。
わたしも、クルマが故障した時、カーシェアリングを利用したことがあるが、
登録をすれば、パソコン一つでクルマの空き状況や予約が出来て、とても便利だった。
クルマのことを話題にしたのは、今日、高級外車のショールームに行き、じっくり見てきたからだ。
ちょっと前だったら、その高級ブランドはステータスがあり(今でもあるが)、輝いて見えたと思う。
クルマの性能、仕様、デザイン、カーナビなどの装備は、どこのメーカーも、そこそこ変わらない。
そのクルマに何を求めるのか、で選ぶ基準が決まってくる。
意外なことに、今日、見ていて退屈だった。
どうしてだろう。
もちろん、乗ればいいクルマに違いない。
何かわたしの中で、異変がおきているとしか思えない。
これからのクルマは、どこに向かっていくのか?
『CASE』と『MaaS』
クルマは、自動で走ったり、インターネットにつながったりと、クルマを取り巻くトレンドはめまぐるしく変化を続けている。
そのキーワードとして、
『CASE』がある。
『C』は、インターネットにつながるクルマ
<コネクテッドConnected>
たとえばあるクルマが渋滞にあうと、その情報がインターネットを通じて他のクルマにも行きわたり、カーナビがその道路を避けたルートを自動で再設定する、など
膨大な情報をリアルタイムに分析し、クルマに知らせるシステム。
『A』は、ハンドルを握らなくても目的地に到着する
<自動化(Autonomous)>
ナビに目的地を設定したらあとは座っているだけで、自動運転で到着する。
『S』スマホ一つで、乗って、返す
<シェアリング(Shared)>
カーシェアリングのこと。スマートフォンアプリで乗りたいクルマを探して、キーロックを解除、使い終えたらクルマを戻し、決済もスマホで出来る。
『E』電気自動車
<電動化(Electric)>
バッテリーと電気モーターで動き、排気ガスを出さずに走行する電気自動車。
二酸化炭素や窒素酸化物を排出しないため、地球環境にも優しい。
この「4つのキーワード」が、これからクルマ社会の進む先と言われている。
その他に
『MaaS(マース)』というのも、未来の移動のシステムだ。
MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)とは、バス、電車、タクシー、シェアサイクルといったあらゆる交通機関を、ITを使って結びつけ、人々が効率よく、便利に使えるようにする「システム」のこと。
どこか行くのに、自宅から目的地までの最適な経路と、利用すべき交通機関、所要時間、料金など簡単に知ることができる上に、
予約や支払いも、スマホなどの端末を使い、まとめて出来るようになる。
時代は、自家用車を運転して、道が混んでいようが、目的地まで行く、というものから、確実に変化しつつあるようだ。
今日、ショールームで感じたものは、まさに時代の変化に取り残されるかもしれないクルマを見たせいかも..しれない♪
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