きょう、出先でパソコンをしていたら、
「あ、雪が降ってきた!」と入口に立っていた女性が大声をあげました。
驚いて、振り向くと、ドアの外には、ミゾレがカーテンのように、降っているのが見えます。
天気予報で、雪が降るおそれ、と言っていたのが、当たったんだ。
外はきのうと打って変わって寒く、手袋をしたい、と思いながら歩いてました。
家に帰る時も、ずっとミゾレが降っていて、
凍えながら帰ってきました。
今までにも3月になって雪が降ることがありましたが、驚きます。
家でリビングルームのテーブルに座り、窓の外を見たら、ミゾレではなく、雨に変わっていました。
そういえば、他にも空から降ってくるもの、ヒョウとかアラレとかあるけれど、どうしてできるんだろう?
と思い、調べてみました。

ミゾレ(霙)は、地上の気温が0℃以上、上空1500mで-6℃以上 -3℃未満 の時に、ミゾレとして降ってくる。雨が雪に、雪が雨に変わる時によくみられるそうです。
気象観測の分類では、『雪』と同じ扱いで、初雪という場合、雪よりミゾレが先に降っても、それが『初雪』になります。
なるほど。「今日は雪だった」と言ってもいいわけですね。
夏にヒョウが降ったことがありました。
ヒョウ(雹)とは、積乱雲から降る『直径5㎜以上の氷粒』のこと。
激しい上昇気流を持つ積乱雲の中で、雷とともに発生することが多いそう。
ヒョウは、空中で落下して表面が溶け、再び上昇気流で上に吹き上げられて、溶けた表面が凍結し、さらに他の水滴が付いて、だんだん氷の粒が成長していきます。
成長するにつれて、重さが増し、その重さを支えきれなくなると、地上に落下します。
最大のものは、1917年に埼玉県熊谷市に降った、カボチャ大のヒョウとされていますが、公式記録ではなく、
2010年にアメリカ・サウスダコタ州に降った、直径20㎝、重さ878gが公式記録となっています。
アラレ(霰)は、直径5㎜以下の氷粒のことで、ヒョウと成り立ちは同じ。大きさの違いから、アラレ、ヒョウと呼び名が変わるそうです
そうだったんですね。
そういえば、『氷雨』というのもあります。
歌や小説によく使われていますが、どういう雨なんでしょうか。
三省堂大辞林によると、
①ヒョウ。アラレ。 ②晩秋、初冬の冷たい雨
のこと。
氷雨というと、哀愁が漂うイメージなのは、歌のせいなのかもしれませんが、氷の粒となれば、辛いですね。
きょうのミゾレは、地域が限定的だったみたいです。
ドアの外に見えた、ミゾレのカーテン、眺めていてふぁっと息抜きができたようです。
季節外れのミゾレから、ちょっと気象の勉強ができました♪
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